松葉幼稚園では、子ども達が「地鎮祭」に参加することで、自分の目で実際に観て、体験し、日本の文化を知り、知識を広げて欲しいと取り組みました。
行われる前に「地鎮祭」はどうしてするのか?「地鎮祭」ではどんなことするのか?を、各クラスで子ども達に伝えたり、神様にお供えする「海のものって何だろう?」「山のものって何だろう?」も考えましたよ。神主さんは「神様にお願いを届けてくれる役割をする人」ということも伝えました。
次の日、近くで見られなかった祭壇やお供え物・道具の写真を子ども達に見せました。
お供え物を見て「これは山のものだね」「神様は、みかんが好きなんだね」「いいにおいがする。神様喜んだかなあ?」と子ども達。神様も自分と同じものが好きなことを知り、嬉しそうでした。
神様をお招きする時に、神主さんが「お~~~」って呼んでいました。
神様は、「きっとこの声で呼ばれて降りてくるのかな?」と、子ども達は神主さんの所作やしぐさがとても心に残ったようです。
理事長先生が「鍬入れの儀」で使ったクワも観ました。
神様に「これから工事をしますよ」って聞こえるように、みんなで一緒に「エイ!エイ!エイ!」と掛け声をかけたねとしぐさをする子もいましたよ。
玉串についている紙垂(しで)は、神様へのお手紙。
神様に大好きなお供え物もしたし、神主さんが「これから工事をしますよ」ってお話してくれたから、松葉幼稚園の新しい園舎もきっと素敵にできるね。と、どのクラスでも話し、園舎ができ上ることがとても楽しみになったようです。
子ども達が地鎮祭を経験して、「新しく建物を建てる時には、こんな儀式をするんだな。」と心に残り、大切な日本の文化の学びにつながってほしいと思います。